関節リウマチとは

 関節リウマチ ( 以下「リウマチ」 ) は、免疫の異常により、主に手足の関節が

腫れたり痛んだりする病気です。進行すると、骨や軟骨が壊れて関節が動かせ

なくなり、日常生活が大きく制限されます。また、炎症は関節だけでなく、

目や肺などの全身に拡がることもあります。

リウマチのかかり始めには、熱っぽい、からだがだるい、食欲がないなどの

症状が続いたり、朝方に関節の周囲がこわばることがあります 。

その後、小さな関節が腫れ、やがて手首やひじ、肩、足首やひざ、股関節など

全身の関節に拡がっていきます。

30~50歳代の女性に多く発症

関節リウマチが発症するピーク年齢は30~50歳代で、男性よりも女性の方が多く発症します。

(男女比 1:4)
また、60歳以降に発症する方も少なくありません。

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関節リウマチの治療の動向

薬物療法の進歩により、寛解率が向上(2000年当初10%未満 → 約50%へ向上)
 日本で2000年以前は、関節リウマチは寛解(薬物療法で病気の進行停止状態)になる患者さんは10%以下でしたが、その後にメトトレキサートなど抗リウマチ薬が使用可能となり、続いて生物製剤、分子標的剤といわれる新たな治療も加わり、寛解率50%以上まで向上しています。寛解にならずとも病気の活動性が低く抑えられる状態(低疾患活動性)になる患者さんも70%に増えています
(東京女子医大リウマチ痛風センター IORRA調査)

寛解になっても、治療を続けていく必要があります。
 この10数年余りで飛躍的に進歩のある関節リウマチの治療ですが、寛解にすることはまず治療の目標ですが、薬を止めることができないのが現状です。これからは、寛解の先のことを更に考えていく時代にもなってきました。

しかし、全ての関節リウマチに最適な治療法と言えるものは見つかっていません。
 既存の治療方法でも未だ、4人に1人は、中等度以上の疾患活動性を制御できない患者さんがおられるのも現状です。進行してからでは、日常生活に必要な機能を取り戻すのが大変な病気であるのは変わりありません。個々の患者さんにあった治療の目標に達成できるように、できるだけ早期から適切な治療を開始することが大切と言えます。

下記のような方、まずすべきこと、関節リウマチを疑う症状があれば・・・
 関節リウマチに特有な遺伝子が多く見つかっており、環境因子としては喫煙と歯肉炎との因果関係が報告されています。家族歴のある方はまず禁煙、歯肉炎を治すことで、発症を防ぐも大切です。
 関節リウマチを疑う症状としては、単なる指の使いすぎなどとは異なり、「朝、目覚めた直後に手がこわばる」「腕が伸ばせない、挙げられない、階段の昇降がつらい」「関節が腫れ、押すと痛い」などの症状があります。また、「血液検査で炎症反応が陽性」になりCRPや赤沈の数値が上がります。これらの特徴の中でも特に、「朝の手のこわばり」「痛みや腫れが左右対称」の症状がある場合、早めに
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